Simple Life Log
大好きな映画のひとつで何度も観てしまう。 どん底気分の男女が出会って、新しい活動を起こしながら人生を取り戻していくストーリー。 彼氏に二股かけられた女性(キーラ・ナイトレイ)と、長年連れ添った妻が間男と出奔計画を企てていたことを知って精神不安定になった男性。 歌を通して仲間を集め、それぞれの伴侶と向き合っていく。 キーラ・ナイトレイが浮気彼氏とよりを戻したのかどうかは謎のまま。 音楽が素敵でサントラを購入しようとしたら、1000円以上した。 映画の中と値段設定が全然ちがうやんけ!! と取り敢えずツッコンでおく。
ジョナサン・キャロルによるヴェナスクシリーズ。 ジョナサン・キャロルの本の中で一番のお気に入りだし、私の人生に深く根差している。 現実と魔法の境界線を行ったり来たりする。 生活のすぐ隣にある魔法。 生活に入り込んでいる魔法。 気づいたら手に取って、なんだったら所有していたと言える魔法。 性格の悪い嫌味なやつにだって神のご加護はいつだってあるし、気づいたらいい奴になってしまったり何てこともある。 頭のネジがぶっとんでおかしくなったって、それは神の恩恵かも知れない。 性格が悪いけど唯一の特技の仕事で一生懸命に働いたら、理不尽な理由で一晩でぶっ壊されるかも知れない。 それでもそれが神の御心ならばまた再開ができるかも知れない。 性格がねじ曲がってて身持ちの悪い女だって、アラブの王様の息子に見初められるかも知れない。 すごく愛にあふれた内容だと感じる。 性格が悪かったからって、何なんだろう。 倫理観に欠けて身持ちが悪くったって何だっていうんだろう。 二股してた女の片方を寝取られても問題ない。 大使館員の大使にゴミを見るような目で見下されても問題ない。 心を許した友人から「キミって本当に恵まれているのに、なんでいつもそんなに不満だらけなの?」って聞かれたら、ちょっとは反省しよう。 なんというか根本的な、生きているだけでいいんだよ的な大地的なエネルギーと愛を感じるストーリーだった。
